「最近、パソコンからブーンという音がする」「動画を見ると急に音が大きくなる」。静かな部屋だと、いつもと違う音が心配になりますよね。
ファンは本体の熱を外へ逃がすための部品です。音が大きいだけで故障とは限りません。まずは音がするタイミング、置き場所、ほかの異常がないかを分けて見ていきましょう。
ここでは主にWindowsのパソコンで、ケースを開けずにできる確認を紹介します。設定名は機種やWindowsの版で異なります。分からない項目は飛ばして大丈夫です。
ファンの音と、使い続けない方がよい症状を分けましょう
作業が落ち着いた後に変化を確認
無理に再現せず、点検を相談
使用や充電を中止し、安全を優先
音の出どころを確認する
音が出たとき、動画や会議のアプリを使っていたか、電源を入れた直後だったかを思い出してみてください。負荷の高い作業では、冷却のため回転が速くなることがあります。
スピーカーから鳴る警告音、外付け機器の動作音、本体の中から出る風の音は、対処が違います。机の上の物が振動していないかも、外から見える範囲で確認しましょう。
音の場所を探すために、本体をたたいたり、動作中に大きく傾けたりする必要はありません。スマートフォンで短く録音できれば、相談時の説明に役立ちます。
音と一緒に起きている変化を見る
「熱いから必ず故障」「音が小さいから正常」とは言い切れません。突然電源が切れる、動作が極端に遅くなる、ファンのエラーが表示される場合は、音以外の情報も残します。
煙、焦げたようなにおい、変形やバッテリーの膨らみがある場合は、確認作業を続けないでください。無理に触ったり充電したりせず、安全を優先してメーカーなどへ相談しましょう。
置き場所と、開いているアプリを確認しましょう
通気口の前を物でふさがない
保存してからアプリやタブを閉じる
音が出る作業と変化をメモする
布団やクッションの上から机へ移す
ノートパソコンを布団やクッションの上で使うと、底面などの吸気口がふさがることがあります。安定した硬い机に置き、周りの紙や布を離してください。
デスクトップも、壁との間や棚の中に熱がこもっていないか見ます。必要な空間は機種の説明書に従います。本体を持ち上げるために不安定な物を挟むのは避けましょう。
外側にほこりが見えても、棒を差し込んだり液体を吹きかけたりしないでください。掃除の方法はメーカーごとに確認し、内部の清掃は無理せず相談できます。
使っていないアプリを、保存してから閉じる
編集中の書類を保存し、使っていない動画、会議アプリ、ブラウザのタブを閉じます。同じ作業を止めた後に音が落ち着くなら、作業量との関係を考える手掛かりになります。
Windowsのスタートを右クリックして「タスク マネージャー」を開くと、アプリの使用状況を見られます。「プロセス」の「CPU」は、計算を担当する部分がどれくらい使われているかの目安です。
CPU欄で並べ替え、上位にある名前をメモする程度で十分です。一瞬の数値だけで異常とは決められません。分からない処理やWindowsの処理を、手当たり次第に終了しないでください。
ウイルス対策の検査や更新など、必要な処理で一時的に負荷が上がることもあります。静かにする目的でウイルス対策を無効にするのは避けます。更新中は画面の案内に従いましょう。
設定を変える前の状態を残す
確認するときは、作業中のファイルを保存し、普段使っているアプリを一つずつ閉じて音の変化を見ます。音が落ち着いた場合は、その直前の作業をメモしましょう。複数の設定を一度に変えると違いが分かりにくくなるため、変更は一つずつで十分です。
メーカーのアプリに冷却や電源の設定がある機種もありますが、名称や対応範囲は同じではありません。変更するなら元の選択をメモし、取扱説明書にある範囲にとどめます。
ファンの回転を強制的に止める非公式ツールや、別の機種向けの更新ファイルは使わないでください。音の原因が分からない段階で、BIOSなど本体の重要な設定を変更する必要はありません。
改善しないときは、音の記録を添えて相談しましょう
風の音・こすれる音・振動など
起動直後・動画中・何もしていないとき
置き場所やアプリを変えた結果
相談したい症状の目安
何も作業していない状態でも強い音が続く、以前はなかったこすれる音がする、電源が落ちる場合は、設定だけで解決しようとせず点検を検討しましょう。
ファンの劣化、ほこり、ソフトの動作など複数の可能性があります。音だけで部品交換が必要とは判断できず、点検してもすべてが清掃で直るとは限りません。
メーカーの診断機能を使う場合も、機種に合う公式手順を確認してください。診断中にファンが強く回る機種があります。画面に出た結果やエラー番号を残すと、次の案内を受けやすくなります。
いつもの使い方も伝えてください
相談時はメーカー・型番と、いつから音が変わったかを分かる範囲でお伝えください。「夕方に動画を見ると大きくなる」「机へ移すと少し静かになった」という説明で十分です。
可能なら、異常がないときの通常の使い方も伝えましょう。普段はメールだけなのか、写真編集やオンライン会議をするのかで、確認する場面が変わります。音を再現するために無理な負荷をかける必要はありません。
動作が安定していて、安全上の異常がない場合は、大切な写真や書類のバックアップも確認しておくと安心です。ただし、異臭や突然の停止がある本体を、バックアップのために無理に動かし続けないでください。
ITクラークでは、ご自宅や事業所でパソコンの困りごとをご相談いただけます。原因を説明できなくても大丈夫です。お問い合わせから、気になっている音や症状をお知らせください。
音を記録するときの例
例えば「電源を入れた直後に風の音が大きく、メールを読む頃には落ち着く」と、「メールだけでも途中から大きな音が続く」では確認したい状況が異なります。何分なら必ず異常、という一律の時間では判断せず、以前との違いや作業内容を合わせて見ましょう。
メモには、起きた時刻、使っていたアプリ、机の上か膝の上か、電源が切れたかを書くだけで十分です。録音が難しければ「ブーン」「カラカラ」といった表現でも構いません。確認できなかった項目を無理に埋める必要はありません。
周辺機器をつないだ直後から音が変わった場合も、その出来事を残します。ただし、原因を確かめるために何度も同じ症状を起こす必要はありません。普段の作業で自然に起きた範囲の情報を伝えてください。
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※アイキャッチはAIで作成したイメージです。実際のお客様・スタッフの写真ではありません。図解は確認の流れを示したもので、実際の操作画面とは異なります。

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