「印刷の音はするのに、出てきた紙が真っ白」。何度も印刷ボタンを押すと、用紙ばかり減ってしまって困りますよね。
まずは追加の印刷を止め、本体だけで印刷しても白紙か、パソコンから送ったときだけ白紙かを分けましょう。紙が出る状態では、接続設定をやり直すより先に確認したいことがあります。
ここでは家庭用のインクジェットプリンターを中心に説明します。レーザープリンターは仕組みや手入れが異なるため、インクのクリーニング手順は使わず、型番の説明書をご確認ください。
本体だけの印刷でも白紙になるか確認しましょう
インクや印字部分を確認
原稿・アプリ・印刷設定を確認
空白ページや両面設定も確認
追加の印刷をいったん止める
白紙が出たら、同じデータを繰り返し送らず、プリンターの停止・キャンセル操作を確認します。用紙を手で引っ張って止めるのは避けてください。
出てきた紙を一枚残し、「全部が白紙」「黒だけ出ない」「何枚かに一枚白紙」といった違いを見ます。インク残量やエラー表示も、画面の文言をそのままメモしておきましょう。
型番に合うノズルチェックを印刷する
インクジェットでは、ノズルチェックという確認用の模様を印刷できる機種があります。インクを出す細かい穴の状態を見るためのもので、本体の「お手入れ」などから行います。
操作名や用紙の条件は機種で異なります。メーカーの公式サポートで型番を選び、「ノズルチェック」の手順を確認してください。普通の文書を何度も印刷する代わりに、指定の確認用紙を使います。
模様が正常なら、パソコン側の原稿や設定へ進みます。線が欠ける、色が出ない、確認用紙も白紙なら、本体側の手入れを検討します。結果の見本も、同じ機種の説明書と比べましょう。
コピー機能を試す場合の注意
コピーできる複合機なら、文字のある紙を正しい向きに置いて一枚コピーすることも判断材料になります。原稿台に置く面や、自動原稿送りの向きは本体の表示で確認します。
原稿の向きを間違えるとコピーが白紙になるため、コピーだけでプリントヘッドの故障と決めないでください。本体のノズルチェックとコピーは確認する範囲が違います。
インクと手入れは、説明書の範囲で進めましょう
型番に合う説明書を見る
終了まで電源を切らず待つ
改善しなければ指定の間隔・回数へ
交換した直後なら装着方法を見直す
インク交換の後から白紙になった場合は、対応するインクか、所定の位置に装着できているかを説明書で確認します。保護材を外す指示がある製品では、その箇所も確認しましょう。
すべてのラベルやテープを剥がしてよいわけではありません。指定外のシールを剥がす、穴を開ける、端子を強くこするなどの作業は避けてください。分からなければその状態で相談できます。
タンク式はカートリッジ式と確認箇所が異なります。インクの補充や輸送用の設定については、必ず同じ型番の手順を使います。見た目が似た別機種の動画だけで操作を決めないようにしましょう。
クリーニングを繰り返しすぎない
ノズルチェックで欠けがある場合は、メーカーが案内するヘッドクリーニングを行います。動作中に電源を切ったり、内部に手を入れたりせず、終了後に結果を確認してください。
クリーニングではインクを消費します。改善しないからと連続で何度も実行せず、説明書にある回数や休止時間を守りましょう。必要な回数・間隔は機種によって違います。
「強力クリーニング」などの操作は、通常の清掃より条件や消費量が異なる場合があります。表示された注意や必要なインク量を読めない場合は、無理に進める必要はありません。
説明書どおりの手入れで改善しないときは、いったん止めて相談しましょう。市販の洗浄液を流し込む、ヘッドを取り外すといった作業は、初心者向けの共通手順にはできません。
本体が正常なら、原稿と設定を確認しましょう
白紙ページや印刷範囲を確認
特定のデータだけか比較
ノズルチェックの用紙も保管
印刷前の画面と、実際に選んだページを見る
印刷プレビューは、紙に出す前の見本です。白紙のページを選択していないか、必要な文字や写真が見えているかを確認します。表計算ソフトでは印刷範囲の設定も見直しましょう。
文章の最後に空白ページがある、ページ指定がずれている、文字が白色になっているといった点も確認します。全部が白紙なのか、一部だけなのかで見る箇所が変わります。
両面印刷や区切りの設定によって意図しない空白面が出る場合もあります。まず一ページ・片面の簡単な条件で試し、何を変更したか残すと戻しやすくなります。
別の文書でも同じか試す
個人情報のない短い文章を用意し、一枚だけ印刷します。それが正常なら、元のファイルや使用アプリに絞って確認する手掛かりになります。元のファイルは上書きせず残しておきましょう。
別の文書でも白紙で、本体のチェックは正常なら、選択中のプリンター名、使用アプリ、ドライバーなどを確認します。ドライバーはパソコンからプリンターへ指示を渡すソフトです。
再インストールが必要か分からない段階で、似た名前のプリンターをすべて削除する必要はありません。入れ直す場合は、機種とOSに合うメーカー公式の手順で進めます。
白紙の状態をそのまま伝えて大丈夫です
問い合わせでは、プリンターの型番、インク交換の有無、ノズルチェックの結果、使ったアプリを伝えましょう。「コピーはできるがパソコンからだけ白紙」と分かれば、確認を進めやすくなります。
急ぎの書類がある場合は、その期限も添えてください。修理できるか、すぐ印刷できるかは症状によって異なります。大切な原稿を失わないよう、元のデータを保存しておくことも大切です。
ITクラークではプリンターやパソコンの接続・設定の困りごとをご相談いただけます。内部故障はメーカー修理が必要な場合もあります。お問い合わせから、今の状態を分かる範囲でお知らせください。
確認用紙を残しておくと説明しやすくなります
確認用紙を見るときは、完全な白紙なのか、黒い文字だけが出ないのか、色の一部だけが出ないのかを分けてみてください。見分けにくければ用紙をそのまま残して大丈夫です。その結果だけで故障箇所を決めつけず、機種の説明書にあるチェックパターンと比べます。
ノズルチェックの用紙と、実際に白紙になった文書を区別して置いておきましょう。余白に実施した順番を書いておくと、手入れの前後で改善した色があるかを見比べやすくなります。
相談時に写真を送る場合は、個人名や住所が写らない用紙を選んでください。「白紙になった」だけでなく、何を印刷した結果なのかを添えると、確認の行き違いを減らせます。
関連するお困りごと:紙が出ず印刷が始まらない場合の確認
確認に使用した公式情報
エプソン:白紙・色が出ないなど印刷結果の確認
エプソン:ノズルチェックとヘッドクリーニング
※アイキャッチはAIで作成したイメージです。実際のお客様・スタッフの写真ではありません。図解は確認の流れを示したもので、実際の操作画面とは異なります。

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