「どのボタンを押すとおかしくなるのか、電話では説明しにくい」。そんなときは、短い画面録画が状況を伝える助けになります。クリックから表示が変わるまでを、順番に見てもらえます。
Windows 11では、対応するSnipping Toolを使って画面の一部を動画にできます。必要な範囲だけを短く撮り、保存した動画を自分で確認してから共有する流れで進めましょう。
ここでは、操作の説明や不具合の相談に使う録画を紹介します。静止画を撮るスクリーンショットとは別の機能です。会社のパソコンでは、利用ルールや管理者の指示を優先してください。
録画する前に、映す内容を決めましょう
クリックから結果までを短く撮る
メール・名簿・通知を映さない
必要なアプリの部分だけ選ぶ
動画が必要かを考える
一つのエラー表示を伝えるだけなら、静止画で足りる場合があります。一方、ボタンを押すと別の画面へ戻る、表示が一瞬で消えるなど、動きや順序が大切な場面は動画が向いています。
最初から長く撮らず、伝えたい操作を一つ決めます。「保存を押すと、この表示になる」という短い流れなら、受け取る側も問題の場所を見つけやすくなります。
動作を再現するために、ファイルを削除したり、何度も強制終了したりする必要はありません。危険のない範囲で撮れるところまでにし、続きは言葉で補足して大丈夫です。
個人情報や通知を画面から外す
録画する前に、関係のないメール、チャット、住所録などを閉じます。画面の隅に通知が出ることもあるため、録画中に新しい通知が出ないよう、使っているアプリの状態も確認しましょう。
ログインのパスワード、認証コード、支払い情報を入力する場面は撮らないでください。必要なログインは先に済ませてから録画を始めると、不要な情報を含めずに済みます。
たとえば表の操作を説明するなら、顧客名や金額がない見本ファイルで再現できるか試します。実際のデータでしか起こらない場合は、録画する前に相談先と共有方法を決めましょう。
撮った動画には、そのとき画面に見えていた情報が残ります。「あとで消せばよい」と考えるより、最初から映さない範囲を選ぶ方が確認しやすくなります。
Snipping Toolで必要な範囲を録画しましょう
Snipping Toolで動画のボタンを選ぶ
必要な操作をゆっくり行う
再生してから保存場所を確認
アプリを開いて録画モードを選ぶ
スタートメニューの検索で「Snipping Tool」を探して開きます。カメラの静止画モードではなく、ビデオの録画モードを選び、「新規」を押してください。
対応する環境では、Windowsキー・Shiftキー・Rキーを同時に押して録画の範囲選択を始めることもできます。Windowsキー・Shiftキー・Sキーは静止画用なので、押し間違えていないか確認しましょう。
録画のボタンが見当たらない場合は、Windowsの種類とSnipping Toolの状態を確認します。この案内はWindows 11向けです。Windows 10でも同じ動画機能が使えるとは限りません。
マウスで囲んだ範囲を確認する
撮りたい部分を、マウスを押したまま動かして長方形に囲みます。アプリ全体が必要なのか、中央の操作部分だけでよいのかを考え、文字が読める大きさを確保してください。
小さく囲みすぎると、クリック後に出るメニューやメッセージが外へはみ出すことがあります。操作を始める場所と、結果が表示される場所の両方が入る範囲にしましょう。
デスクトップ全体を入れると余計な情報が増えます。画面を大きく見せることと、広い範囲を撮ることは別です。必要なアプリを見やすく配置してから範囲を決めます。
開始してから、ゆっくり操作する
録画範囲を決めたら「開始」を押し、画面の案内に従って録画を始めます。すぐに連続でクリックせず、押したボタンと変化した画面が分かる速さで操作してください。
困っている状態が映ったら、停止ボタンで録画を終えます。何度も同じ失敗を繰り返す必要はありません。表示が消えるのが早い場合も、まずは撮れた動画を再生して確認します。
音声の取り扱いはアプリの版や設定によって異なります。声やパソコンの音も必要なら、録画画面のマイク・音声の設定を確認し、短いテストで実際に入るか再生して確かめてください。
操作を伝えるだけなら、音声なしの動画に「ここで保存を押しました」と説明を添える方法でも十分です。周囲の会話が不要に録音されないよう配慮しましょう。
保存した動画を確認してから共有しましょう
見つけやすい名前を付ける
操作・文字・個人情報を確認
相談先の案内に合わせて共有
保存ボタンと、保存されたファイルを確認する
録画後の画面で保存の操作を行い、保存先とファイル名を確認します。自動保存の動作や場所はアプリの版・設定によって違う場合があるため、「閉じたから保存された」と思い込まないようにしましょう。
名前は「印刷ボタン後の表示_確認用」など、内容が分かるものにします。保存画面で示されたフォルダーを覚え、エクスプローラーからその動画を開けるか確認してください。
再生できたら、開始前の余計な場面がないか、必要なメッセージが読めるかを見ます。重要な部分が範囲の外なら、範囲を調整して短く撮り直す方が分かりやすい場合があります。
送る前に、内容と相手を確認する
動画全体を見て、氏名、メールアドレス、ファイル名、通知などが不要に含まれていないか確かめます。音声を入れた場合は、周囲の会話も確認してください。
動画は静止画より容量が大きくなりやすく、メールに添付できないことがあります。何度も送り直すより、相談先が案内する方法を確認します。共有リンクを使う場合も、受け取る相手を確かめてください。
動画だけ送るより、「どのアプリで」「何をしようとして」「何が起きたか」を短く添えると伝わります。撮影時刻や、いつも起きるのか時々なのかも、確認の手掛かりになります。
録画できなくても、相談は進められます
録画ボタンがない、画面がうまく映らない、会社の制限が出る場合は、その表示を控えます。原因が分からない段階で、知らない録画ソフトを追加したり、管理設定を変更したりする必要はありません。
静止画や、スマートフォンで撮った画面の写真で伝えられる場合もあります。エラーの文章を紙に書き写すだけでも大丈夫です。動画を用意できることが相談の条件ではありません。
ITクラークへのお問い合わせでは、「操作を説明しにくい」という段階からご相談いただけます。まず困っている場面をお知らせください。必要な記録と、安全な伝え方を一緒に確認しましょう。
関連するお困りごと:操作画面の伝え方についてのご相談
確認に使用した公式情報
Microsoft:Snipping Toolを使ってスクリーンショットをキャプチャする(動画の記録を含む)
Microsoft:Windowsのキーボードショートカット
Microsoft:Snipping Toolの音声・マイク対応
※アイキャッチはAIで作成したイメージです。実際のお客様・スタッフの写真ではありません。図解は確認の流れを示したもので、実際の操作画面とは異なります。

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