「パソコンを買い替えたいけれど、写真がなくならないか心配」。そんなときは、移行ソフトを探す前に、残したいものを書き出すところから始めましょう。この記事は、今のパソコンが正常に起動し、ファイルを開ける場合を中心にご案内します。
確認の進め方
コピーする前に移したいものをリストにし、新しいパソコンで開けるか確かめます。確認が済むまでは、旧パソコンも移行用のコピーも消さずに残しておきましょう。
移したいものを一緒に整理しましょう

写真や書類のほかにも確認したいもの
- デスクトップやドキュメントに保存した書類
- 写真・動画・音楽、ダウンロードしたファイル
- 年賀状ソフトの住所録、家計簿などのアプリ内データ
- メール、ブラウザーのお気に入り、使っているサービス
「いつもこのマークを押している」という覚え方でも大丈夫です。使うアプリ名や画面をメモしておくと、移し忘れを見つけやすくなります。家族で使うパソコンは、ほかの利用者の保存場所も確認しましょう。
ファイルとアプリは分けて考えます
書類をコピーしても、それを開くアプリまで使えるようになるとは限りません。アプリの再インストールやライセンス確認、住所録などの書き出しが必要になることがあります。Microsoftも、Windowsバックアップからの復元時にアプリの再インストールが必要な場合を案内しています。
Windowsバックアップの公式説明を参考に、利用中のアプリのメーカー案内も確認しましょう。
コピーしたあとに開けることを確認します

外付けドライブにコピーして移す方法
移す量に見合う空き容量のUSBメモリーや外付けドライブを用意します。元のデータを残すため、最初は「切り取り」ではなく「コピー」で進めると確認しやすくなります。
- 旧パソコンから、必要なフォルダーを外付けドライブにコピーする
- コピー先で保存されていることを確かめ、安全に取り外す
- 新しいパソコンへコピーし、写真や書類を実際に開く
同じ名前のファイルを置き換える表示が出たら、一度止めて中身を確認してください。具体的な操作はMicrosoftの外部ストレージを使った移行手順で確認できます。
保存先を間違えず、新しいパソコンへコピーします
旧パソコンでは、外付けドライブの中に「移行用」など名前の分かるフォルダーを作ります。写真、書類、住所録の書き出しデータなどを分けておくと、新しいパソコンで探しやすくなります。
コピーが終わる前にケーブルを抜かないでください。完了とエラーの有無を確認してから、Windowsの取り出し操作を行い、新しいパソコンにつなぎ替えます。取り外せないと表示されたら、開いているファイルを閉じて確認します。
新しいパソコンでエクスプローラーの「PC」を開き、外付けドライブを選びます。移したいフォルダーを「コピー」し、新しいパソコン内の保存先へ「貼り付け」ます。最初から既存の同名フォルダーへ重ねず、「旧パソコンから」などの新しいフォルダーに分けると確認しやすくなります。
移行後は、新しいパソコン側の保存場所からファイルを開きます。外付けドライブから直接開いただけでは、新しいパソコン内に保存できたことにはなりません。どこを開いているかも確認しましょう。
クラウドやメールも移行完了を確かめます
OneDriveなどを利用していても、すべての保存場所が対象とは限りません。同じアカウントで必要なデータが見えるか、同期が完了しているかを確かめましょう。OneDriveの雲のマークが付いた「オンラインのみ」のファイルは、名前が表示されていても本体には保存されていません。
外付けドライブに残す場合は、必要なファイルをダウンロードしてコピーし、コピー先で開けることまで確認します。また、同期中のOneDrive内でファイルを削除すると、クラウドやほかの端末にも削除が反映されます。旧パソコンの整理のつもりで削除しないようご注意ください。
詳しくはMicrosoftのファイルオンデマンドの説明をご覧ください。メールは利用サービスやアプリによって引っ越し方法が違います。昔の受信メールや送信済みメール、連絡先まで確認すると安心です。
確認が済むまでは、旧パソコンの初期化・処分を急がないでください。移行後も、大切なデータを別の保存先に残しておくと、万一のときに備えられます。
アプリとメールは、それぞれの引っ越し方法を確認します
年賀状や家計簿のソフトは、旧パソコン側でバックアップや書き出しを行い、新しい側の対応するソフトへ読み込む必要がある場合があります。古い版のデータを新しい版で扱えるか、メーカーの移行案内を確認してください。
アプリのアイコンだけコピーしても、インストールや利用許諾の移行にはなりません。購入した製品名、登録したアカウント、ライセンスの条件を確かめ、公式の入手先から準備します。
メールでは、最近の受信メールだけでなく、昔の受信分・送信済み・連絡先も確認します。利用するサービスとアプリによって手順が違うため、「同じアドレスを設定したから全部戻った」とは判断しないでください。
旧パソコンを手放す前に、移行完了を確かめます
作業前のリストを見ながら、必要な写真の年やフォルダー、仕事の書類、住所録の件数を確認します。いくつか中身を開いて、文字化けや読み取りエラーがないかも見てください。
ファイルが開かない場合は、コピーの失敗だけでなく、対応するアプリがない可能性もあります。元のデータを消さず、ファイル名とエラー表示を控えれば、次に何を調べるか整理できます。
普段の作業を新しいパソコンで一度行い、保存して再び開けることまで確かめます。必要なものがそろったら、移行用のコピーを別に保管し、今後のバックアップ方法も決めましょう。
旧パソコンの処分や初期化は、この確認のあとです。OneDriveなどの同期中フォルダーを整理のつもりで消すと、ほかの保存先にも影響するため、処分する機種の公式手順を確認してから進めてください。
移し忘れが心配なときは気軽にご相談ください

読み取りエラーや異音があるときは作業を止めます
ファイルを開けない、コピーで繰り返しエラーが出る、普段と違う音がする場合は、通常の移行ではなく状態確認が先です。何度もコピーや再起動を繰り返さず、必要なデータの種類をお伝えください。データ復旧が可能かどうかは、実際の状態によって異なります。
「何を移せばよいか分からない」からでも大丈夫です
ご相談の際は、古いパソコンが起動するか、新しいパソコンを購入済みか、残したいものを教えてください。「孫の写真と年賀状の住所録」など、普段の言葉で十分です。パスワードや回復キーを問い合わせフォームへ書く必要はありません。
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