突然の警告や見慣れない表示が出ると、「ウイルスに感染したのでは」と心配になりますよね。まずは、不審な案内を押したり電話をかけたりせず、何が起きたかを整理しましょう。この記事では、ご家庭のWindows 11パソコンを中心に確認方法を紹介します。
確認の進め方
不審なファイルを実行した、遠隔操作を許した、身代金の要求が出た場合は、利用停止とネットワークからの切断を優先します。通常の保護確認とは分けて進めましょう。
警告だけで感染したと決めつけなくて大丈夫です

ブラウザーの警告と対策ソフトの通知を区別します
Webサイト上の大きな警告、警告音、電話番号の表示は、偽のサポートへ誘導する詐欺の可能性があります。IPAも、突然表示される感染警告をうのみにしないよう注意を呼びかけています。表示された番号へ電話したり、指示どおりソフトを入れたりしないでください。IPAのサポート詐欺の注意喚起をご確認ください。
一方、正規のウイルス対策ソフトが出す検出通知は、内容と対処結果の確認が必要です。見た目だけで判断しにくい場合は、不審な画面のボタンではなく、スタートメニューから普段使う対策ソフトを開きます。
遅くなっただけでは原因は決まりません
動作の遅さや広告表示だけで、感染の有無は断定できません。更新、空き容量、アプリ、ブラウザー通知なども確認対象になります。反対に、症状がないから必ず安全とも言い切れません。「いつ、何を開いたあとに変わったか」をメモしておきましょう。
画面を閉じる前に、何をしたか整理します
表示が出ただけなのか、何かをダウンロードしたのか、開いて実行したのかを分けて考えます。見るだけの場合と、遠隔操作を許した場合では、必要な確認が違います。思い出せない部分は「分からない」のままで構いません。
警告が出た時刻、画面の文言、押したボタン、入力した情報の種類を紙などにメモします。パスワードそのものは書かず、「メールのパスワードを入力した」などの記録で十分です。確認のために同じサイトを開き直す必要はありません。
普段使っている保護機能で確認します

先にネット接続を切ったほうがよい場面
不審な相手に遠隔操作を許した、怪しいファイルを実行してしまった、身代金を要求する画面が出た場合は、通常の利用を止め、Wi-Fiをオフにする・LANケーブルを外すなどしてネットワークから切り離し、相談を優先してください。
症状が見えなくても、不審なファイルの実行や遠隔操作を許した事実がある場合は、相談してから確認を進めましょう。更新や検査のために自己判断で再接続しないようにします。
IPAは感染時の初動として利用停止とネットワークからの切断を案内しています。会社の端末は自己判断で初期化せず、管理担当者へ連絡してください。IPAのインシデント対応手引き(PDF)も参考になります。
通常の確認ならWindowsセキュリティを開きます
上のような状況がなく、保護状態を確認したい場合は、スタートメニューで「Windows セキュリティ」を探し、「ウイルスと脅威の防止」を開きます。
Windowsに組み込まれたMicrosoft Defender ウイルス対策を利用している場合は、保護の更新プログラムを確認してからクイックスキャンを実行し、結果を確認します。必要に応じてスキャンのオプションから詳しい検査ができます。
別メーカーの対策ソフトを使っている場合は、その製品が保護を担当していることがあります。新しい対策ソフトを次々と追加せず、利用中の製品の公式手順に従いましょう。Microsoftの保護状態・スキャンの案内で確認できます。
検出結果と実施された対処を確認します
「脅威が見つかった」という表示があれば、検出名と、隔離・削除などの対処結果を記録します。Microsoft Defender ウイルス対策の対処内容は、Windows セキュリティの「保護の履歴」から確認できます。
分からないファイルを「許可」したり、除外対象へ追加したりしないでください。検出がなかった場合も、感染や情報流出が絶対にないと保証されるわけではありません。
詳しい検査やオフラインスキャンはMicrosoftのウイルスと脅威の防止の説明で確認できます。再起動を伴う検査では、先に作業中のファイルを保存します。
検査の終了まで待ち、結果の内容を読みます
通常の保護確認では、Windows セキュリティの「ウイルスと脅威の防止」を開きます。Microsoft Defenderを使用中なら「クイック スキャン」を選び、終了後に検査時刻と結果を確認してください。ボタンを押しただけで閉じず、完了したことまで見届けましょう。
「スキャンのオプション」ではフルスキャンなどを選べます。フルスキャンは対象が広いため、時間がかかることがあります。途中で止めた検査と、最後まで終わった検査を混同しないようにします。感染の疑いが強く、切断を優先した場合は、ここで再接続せず相談してください。
「対処が必要」と「対処済み」を分けて確認します
保護の履歴を開き、該当する項目の日時・検出名・状態を確認します。「修復の未完了」なら、駆除が正常に終わっていない状態です。「隔離」されているファイルも、使いたいという理由だけで元に戻さないでください。
表示の意味はMicrosoftの保護履歴の説明で確認できます。項目を消すために保護をオフにしたり、除外を追加したりすると、必要な検査が行われなくなるおそれがあります。判断できない表示は、その文言を控えて相談しましょう。
不安な点をそのままお聞かせください

操作した内容を責めることなく確認します
「電話してしまった」「言われたとおりに押してしまった」という場合も、分かる範囲でお話しください。起きた時刻、入れたソフト、遠隔操作の有無が、必要な確認を考える手がかりになります。警告が消えただけで解決したと判断せず、状況を整理しましょう。
パスワードなどを入力した場合は、疑わしいパソコンで操作を続けず、安全な別の端末からサービスの公式窓口に確認してください。カード情報や支払いが関係する場合は、カード会社などの正式な窓口への連絡も必要です。
ご相談では秘密の情報を送らなくて大丈夫です
フォームには症状と連絡先を記入し、パスワード、確認コード、カード番号は書かないでください。詳しい状況を伺ったうえで、確認できる内容と対応の進め方をご案内します。「感染しているか自分では分からない」というご相談から承ります。
ITクラークは、姫路市・高砂市・加古川市・播磨町・稲美町・明石市で出張サポートを行っています。出張専門のため持ち込み受付は行っていません。訪問地域と症状を伺い、対応可否と料金の目安をご案内します。出張サポートの流れ・対応エリアをご覧ください。
作業内容と料金は事前に確認してから進めます。部品交換・データ復旧などは別料金となり、現地で修理不可の場合や、現地見積もり後に作業をご依頼されない場合も出張費がかかります。詳しくは料金のご案内をご確認ください。
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